三輪芳弘社長のキャリアと歩み・高校・経歴・自宅まで深掘り!

三輪芳弘とは 

三輪芳弘さんは、グループ総売上げが7,000億円（2023年3月時点）を超える興和株式会社の代表取締役社長です。

1955年10月30日に、興和株式会社の前社長である三輪隆康さんと広瀬純子さんの長男として愛知県で誕生しました。1980年に興和株式会社に入社後、興和グループで昇進を重ね、1995年に代表取締役社長に就任しています。

興和株式会社は「バンテリン」や「キャベジン」、「キューピーコーワ」、「三次元マスク」などOTC医薬品等で有名な企業です。

薬局の前に立つカエルのキャラクターの「コーワ」や、コーワブランドのテレビCMを知っている人は多いでしょう。最近では、ドジャースの大谷選手と複数年のスポンサー契約を結んでいることでも注目されています。

そんな興和株式会社の社長である三輪芳弘さんは、海外進出や他業種への参入を積極的に行い、新素材や新薬の開発で会社を大きく成長させました。

また、日本セルフケア推進協議会の代表理事や在名古屋タイ王国名誉総領事も務め、医療をはじめとする様々な分野で精力的に活動していることでも知られています。

三輪芳弘の経歴と業績の紹介 

三輪芳弘さんは、慶應義塾大学大学院修了後、1980年に父親が社長を務める興和株式会社に入社しました。

その後、興和グループでキャリアを積み重ね、1995年に40歳の若さで興和株式会社の社長に任命されています。

社長就任後に積極的に行ったのは、会社をグローバル企業に成長させることでした。

第一弾として、1997年にアメリカの研究開発拠点「Kowa Research Institute, Inc」を設立し、医薬品の開発や研究を進めてきました。その後も欧州やアジアにも拠点を置き、今では世界で活躍する企業となっています。

また、1999年に名古屋観光ホテルを子会社化しホテル業に参入、2001年には愛知国際放送を通じてFMラジオ放送事業に本格参入、2010年にはアパレル事業への本格参入など、他業種にも事業の幅を広げていきました。

さらに、2018年には、農業・食品産業技術総合研究機構との共同研究で、ミノムシの糸の有用性を見出し、工業製品などに使用できる新たな技術を開発しました。

コロナウイルス感染症が流行している時には、布マスクの生産や不織布マスクの増産、子供用マスクの販売、アベノマスクの生産協力などマスク不足の解消に貢献し、評価を得ています。

人物像とは

興和株式会社は、政府の要請によって通称「アベノマスク」の生産にも協力したことでも知られています。社会貢献のために請け負った事業であることから、正義感の強い人柄が感じられます。

また、マルエイガレリアの開業やバンテリンドームナゴヤの命名など、地元への貢献も積極的に行っていることから、愛情深い人とも推測できるでしょう。

一方、1919年から約80年間続けてきた紡績業から撤退を決めるなど、過去や歴史にとらわれず迅速に判断する姿が印象的です。

優秀な経営手腕と温かい人柄の持ち主だからこそ、グループ総売上7,000億円を超える大きな会社へと成長させてきたのでしょう。